40年程前一宮市をよくする会(代表木村康一)が、愛知県一宮市の市会議員選挙に女性の立候補者を公 募しました。
その後正式に候補者が決ったので、一宮市役所で記者会見をした。名古屋のテレビ局が3社もこられました。
このようなマスコミの姿勢が懐かしい。現代のマスコミはこのような感動・気迫が見られません。1%もない気がします。これでは民主主義の崩壊です。
この女性と立候補とは一切関係ありません。
このニュースの中で選挙の打ち合わせをしている老女性は、市川房枝先生の同志だった長ふささんです。ひげの男性は名古屋芸術大学の講師で、版画家の滝沢光広さんです。一般の国民もこのように希望に燃えていました。
候補者は、生まれたばかりの赤ちゃんんを抱えての立候補でした。東京の大卒の彼女は産後は正社員から外されるという事で、市川房枝先生の男女平等という政策に特に感銘を受けての立候補でした。
しかし、一宮市は昔から一宮ガラス、尾西トンビとも言われる一筋縄ではいかない心が極端に汚い町でした。そして女性蔑視で有名な町でした。
彼女にはこの後じわじわと圧力がかかり、立候補をあきらめざるを得なくなりました。彼女によると身内や知人に馬鹿にされて、選管にも強くなじられ、脅されたと言いながら私に泣きついてこられました。この悔しさは一生忘れられません。今でも私は一宮市の選管を信用しておりません。
彼女が順調に立候補すれば、おそらくトップ当選だったと思っています。彼女が市会議員になれなかったことにより、一宮市は他市に比べて市民サービスが一段と遅れてしまった気がします。まことに残念です。
日本女性新党 代表 木村 康一